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静かなデスク
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整体コラム

レビュー(施術の感想)をはじめ、

症状別の症例や施術内容、運動指導について

伝えたいこと、覚えておきたいことを

コラムにしてみました。

医療機関と整体院の関係性

更新日:2023年1月15日

僕は医療機関で働いた後に、整体院を開きました。


整体院で働いていると患者さんから「病院で全然良くならなかった」という声をたまに聞きます。


でも、医療機関のリハビリテーション科で働いているときも「整体で全然良くならなかった」という声も聞いたことがあります。


これは、どちらが良いとか悪いとかではなく役割の問題かもしれません。



痛み止めや漢方などの服薬処方、注射などの医療処置が必要な患者さんがいます。


例えば、五十肩(病院では肩関節周囲炎と診断される)の炎症が強い時期は痛み止めを服薬しながら炎症が緩解するのを待つのが必要です。五十肩の炎症期の症状として「夜間痛」というものがあり、睡眠が妨げられることもあります。睡眠不足となっては、治るものも治りません。


また重篤な内科疾患が原因で不調を引き起こしているケース。

長引く腰痛が気になり、診察を受けた結果「腹部大動脈腫瘤」や「尿路結石」と診断されたケースもあります。このような患者さんが当院に来院された場合は、医療機関への受診をお願いしています。


そしてリハビリテーション科ではそのような医学的管理の下でのセラピストによるケアが行われています。



一方で整体院や整骨院の役割はなんだろうか?


これは人それぞれ考え方があると思います。


僕が思うに、全身を包括的に見る必要がある時だと思います。

症状を引き起こしている原因が患部にあるとは限りませんので。

*ただし病気の仕組みを理解した上で患部をみることはセラピストには必須です。


人間の身体は筋肉、骨、神経、内臓などの様々なものが協力して動くことで機能的に動くことが可能となります。「手を伸ばして肩を上げる」という何気ない動きも沢山のエッセンスが組み合わさって構成されているのです。何か一つが欠けてもいけないのです。

その妨げになるものを見つけようとした時には局所のみに焦点を当てていては患者さんにとっては良くないのかもしれません。


病院と整体院にはそれぞれ役割があると思うので、お互いに協力し合うことが出来れば理想的だなと思います。


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【院長】長友修平


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