自分の身体の感覚を取り戻す
すべての患者さんが大切にしてほしいことは
「自身の身体の感覚を取り戻す」ということです。
どういうことか?
足の話ひとつにとっても
地に足がついているか?
足の裏全体で地面に立っているか?
踵の骨で地面を感じることが出来ているか?
足の趾(ゆび)は5本ともしっかり地面を掴んでいるか?
とっても細かいですね。
ひとの身体って精密機械のように複雑に構成されています。
一か所でもエラーがでると身体に異常をきたすきっかけになってしまいます。
その問題は数年かけてゆっくりと身体へ悪影響を与えていくのです。
筋肉や関節の状態が悪いままだと、間違った動きが癖となってしまい痛みを増やす悪循環となります。
個人的な経験としては、産婦人科・泌尿器系のトラブルを抱えている女性に対しては、
足関節は必すチェックしています。
女性特有の悩みと足関節の問題がどうして関係があるのか?と疑問に思われますが
オステオパシーの考え方からすれば大きな関連性があります。
子宮・卵巣・膀胱は骨盤に包まれているので骨盤周囲に問題があると思われがちですが、
神経や靭帯、内臓の位置関係など解剖学な構造的を考慮すると「足」を見ることは欠かせません。
それに骨盤は身体の土台といえども、骨盤を支えているのは地についている足となります。
勿論、足だけ治療すれば解決するわけではありません。
しかし、足の状態を良くして日常生活の中で機能的に足を動かして歩くことが出来れば
骨盤内部の血液循環が良好な状態となり、症状が改善していく可能性があがります。
「歩く」という誰しもが毎日行う動きを正常化することで、日常的な動きで身体をケアすることが可能です。
特別に時間をとって特殊な運動をする訳ではなく、普段の生活で身体をケアするということが出来れば自分の身体に「意識」や「注意」を向けるということです。
どんな身体の使い方をしているのか?力みながら動いていないか?・・・など。
現状を認識して、少しずつ修正していく。
この過程を通じて症状の戻りや再発を防ぎます。
自分で自分の身体を見つめて、感じて、そして健康に近づいていきましょう。
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