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静かなデスク
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整体コラム

レビュー(施術の感想)をはじめ、

症状別の症例や施術内容、運動指導について

伝えたいこと、覚えておきたいことを

コラムにしてみました。

肉体、心、魂、それが人間

  • 執筆者の写真: 院長
    院長
  • 5月5日
  • 読了時間: 3分

「言葉を交わしたり、同じ空間にいるだけで安心感をもたらせるセラピストでありたい」


グラディス・テイラー・マクギャレイという女医さんの言葉です。


目標にしている先生の一人です。





末期癌を宣告されて、抗がん剤や外科手術(西洋医学:アロパシー医学)を受けても治らなかった患者さん達が、マクギャレイ先生と出会うことで奇跡的な治療成果が生まれたようです。


他にも病院で医学的な検査を受けても異常は見つからなかった沢山の患者さん達が訪れては治療を受けていました。


マクギャレイ先生は西洋医学だけにとどまらず、代替療法(鍼灸、徒手療法、ヨガ、瞑想、音楽、心理療法)を兼ね備えたクリニックを運営されていたようです。


根幹には「患者さんの中にある自然治癒力(インナードクター)を呼び覚ますこと」ということを念頭に置いて患者さんと向き合うことの必要性を説明されていました。



物質的な肉体だけでなく、思考や精神、魂をプラスの方向へ動かすことの重要性を説かれています。


この考え方は、長引く不調を改善するためにはとても大切な部分です。


とても大切なエッセンスが詰まった一冊となっており、定期的に読み返しています。



オステオパシーの創始者であるスティル医師、マクギャレイ医師のどちらも



人間の身体に備わった自然治癒力を最大限に高めるために既存の薬物療法のみに頼らずに患者さんと向き合う素晴らしい先生です。



しかし、それを良く思わない同業者も沢山いたようです。


アロパシー医学会(薬物療法や外科手術を中心とした考えの医療)から非難や嫌がらせなどの大バッシング受けることになったのです。



一般的な医学の常識から逸脱していることが理由で非難の的になっていたようです。


ついには医師免許剝奪の危機にも直面したりと波乱万丈な人生を歩まれています。


それでも先生たちは真向から困難へ立ち向かったのです。


結果として、医師免許を剝奪されることは無く、家庭医として長年ご活躍されたようです。



ちなみにマクギャレイ先生は西洋医学(アロパシー:薬物療法や外科手術)に対して否定的に捉えたり、無意味に批判したりすることは無く人としての器が大変広いお方のようです。


スティル先生は他院の医師が治せなかった患者さんをかたっぱしから治して回ったそうです。論より結果、結果の出ない理論は不要・・・というスタンスだったようですね。



創始者のスティル先生の奇跡的な治療技術を求めてアメリカ中から人が集まりすぎて、一つの町が誕生したという逸話まであるようです


スティル先生がアメリカで患者さんを治しまくっていた時代から100年以上が経ちました


令和の日本ではどうでしょうか?


まだまだオステオパシーの認知度は高くはありません


整体師は医者さん達にこっぴどく叩かれることもちらほら


スティル先生がこの現状を見れば落胆するかもしれません・・・


僕は目の前の患者さんに対して全力で向き合うだけです


ご縁があって私のもとへ来ていただいた方のために日々、尽力するだけ


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