

乳幼児の斜頭症に対する治療法の比較
今回は、論文をベースとして「赤ちゃんのあたまの形を整える」ために 何が一番良い方法なのか?これについて記載をしていきます 論文や臨床研究のコンセンサスに基づき、乳幼児の斜頭症に対する主な治療法の改善効果、エビデンスの質、および主な特徴を整理・比較した一覧です。 治療法ごとの特徴・効果比較 【ヘルメット療法】 効果:中等度~重度の斜頭症に対して、左右の非対称を大きく改善することができます 我が子の斜頭症に悩むお母さんが医療機関を受診されると、主治医の先生から ヘルメット治療を進められることは一般的な流れとなっています。 【デメリット】 ☑日本で行われるヘルメット治療は30~60万ほどコストがかかる 論文ベースでは非常に高い成果が出ているだけあって、費用はそれなりのようです ☑着用時間が長いことによる皮膚トラブルが起きやすい ヘルメットを使用している乳幼児に起きる副作用としては (皮膚刺激・あせも・におい・痛みなど)が報告されています ☑ヘルメット着用が1日23時間という治療内容の遵守 日々の管理の難しさから規定の時間(1日23時間)着用させ続けられ
9月7日読了時間: 5分
赤ちゃんの「頭」を綺麗に整える
「赤ちゃんの頭を整えたい」 「斜頭症」と診断されてヘルメット治療をしたけど・・・ 「思ったより頭の形が変わらなかった」 「頭に無理をかけずに、綺麗に整えたい」 こういった要望をお母さんからいただくことがあります。 このへんを少し記事にしていきますね ①斜頭症を矯正するメリット ②赤ちゃんの頭が歪んでしまう原因 ①斜頭症を治すメリット 1)噛み合わせ(歯列)への悪影響を減らす 頭蓋骨の歪みは、顎の骨(側頭骨の顎関節)の位置ズレに直結します。 赤ちゃんの段階で頭を整えることは、将来の不正咬合(噛み合わせの悪さ) や顎関節症のリスクを軽減すると考えられています 2) 発達や運動機能への安心感 一部の研究では、重度の頭蓋変形がある赤ちゃんは 首の座りや寝返りなどの運動発達にわずかな遅れを伴うこともある (向き癖による筋肉の左右差などが原因)と指摘されています 形を整え、首を自由に動かせるようにすることは 健やかな発達をサポートします。 *発達遅延と発達障害は異なります ②どうして頭の形が変わってしまうの? 本来、赤ちゃんの頭蓋骨は、脳の発達に合わせて風船
9月2日読了時間: 11分
子供のオステオパシー
オステオパシーの大きな特徴と言えるのは 子供の健康に携わることができるということです この記事では、こういったことが分かります 【1】子供の不調は何がきっかけで現れるのか? 【2】実際の子供の不調に対する施術と効果 【3】「歩きや姿勢」以外にも内臓の不調を引き起こす 【4】子供の健康は母親の状態とリンクしている あまり知られていないかも知れませんが最後の【4】はとても大切です 【1】子供の不調は何がきっかけで現れるのか? 1〜2歳になると、歩き始めたり、公園を元気に走り回ったりと 我が子の成長に感動する日々が増えますよね その一方で、言葉でうまく体調を訴えられないこの時期 親御さんからはこんなお悩みをよく伺います 「歩くときに、妙に左右にふらついたり、よく転んだりする」 「離乳食や幼児食が進んできたけれど、便秘がちでスッキリ出ない」 「夜泣きや寝付きの悪さがなかなか改善しない」 「成長の過程かな?」と見過ごされがちなこれらの症状 「出産時の負担」という土台の上に、日々の「遊びの中での衝撃やストレス」が積み重なることで起きる、身体のアンバランス(ね
8月21日読了時間: 7分


【赤ちゃんの頭の形を整える】斜頭症・短頭症・長頭症
「赤ちゃんの頭の形が左右非対称で気になる…」 「絶壁を直してあげたいけれど、ヘルメット療法は費用も高いし、赤ちゃんに負担がかかりそうで踏み切れない」 毎日、赤ちゃんの頭を見るたびに、不安や申し訳なさを抱えていませんか? あかちゃんの頭の形のバランスが崩れていると何故良くないのか? どのようなリスクが存在するのか?簡単に説明しましょう。 【1】 身体・機能面へのリスク 頭の骨が歪むと、頭蓋骨に繋がっている「顔の骨」や「顎(あご)」のバランスにも左右差が生じやすくなります。 ☑歯並びや噛み合わせ(不正咬合)の悪化 耳の位置が左右でズレることにより、顎の関節部分が歪み、将来的に歯並びの悪化や、うまく噛めないリスクが生じます ☑視覚への影響(乱視のリスク) 変形が重度になると目の位置や深さにも左右差が出ます。海外の観察研究などでは、頭蓋変形がある乳児において乱視(特に両眼性・単眼性の乱視)の発生率が有意に高くなることが報告されています。 【2】 発達面へのリスク(近年の研究報告) 近年、小児科学の分野で最も議論されているのが「神経発達(運動・言語)の
8月12日読了時間: 8分
「強いマッサージ=効いている」とは限らない
「整体って、バキバキ鳴らされて痛いんじゃないか…」 「強く押された方が『効いている気』がするけれど、揉み返しがつらい」 整体やマッサージに対して、このようなイメージや不安を持っている方は 結構、いらっしゃいますね 当院では、関節をバキバキ鳴らすようなアプローチや、施術中に患者さんが顔をしかめるような強い痛みを与える施術は一切行いません。 「痛みを我慢させた方が効くのでは?」と思われるかもしれません しかし、実はこれには解剖学・脳科学的な明確な理由があります。 今回は、なぜ当院が「極力、痛みを拒み、優しいタッチにこだわるのか」をお話しします。 1. 強い刺激が「脳の警戒アラーム」を鳴らす 長引く不調や慢性疼痛を抱えている方の身体はベースとして 自律神経のバランスが乱れてしまっていることがほとんどです 脳の危険察知センサーである「扁桃体(へんとうたい)」が 非常に過敏な状態になっています この状態で、バキバキと音を立てるような急激な刺激や、グイグイと痛みを伴う強い圧迫を 加えると、脳はそれを「外部からの攻撃(侵入)」と判断します 防衛反応という恐ろし
7月29日読了時間: 5分

