- 2023年1月25日
- 読了時間: 3分
これは気ですか?エネルギーですか?といった具合に不思議そうに聞かれることがあります。
確かに静かに手で触れているだけのような感じだけども、マッサージみたいに動かすわけでもない。
~マッサージ~
おもに手を用いて直接体表面から一定の方式と方法により力学的刺激を加え、機械的あるいは反射的にさまざまな生体反応をおこし、身体の変調を整えて病気を治療したり健康を増進させる施術をいう。
コトバンクより抜粋
オステオパシーに基づいた施術・・・なんだろう。
力学的に力を加えているという点に関してはその通りです。
反射の要素も入っていると思います。
病気を治療したり・・・(あんまり整体で治すっていうとダメです。)
健康増進!その通り。
【オステオパシーを分かりやすく言うと?】
オステオパシーは1874年にアメリカ人医師アンドリュー・テイラー・スティル博士によって提唱された療法(医学)であり、その語源はギリシャ語の「骨」を意味するOsteonと「病」を意味するPathosからなる造語である。このOsteonとは、単に「骨」という意味だけではなく、「生命体の構造」という意味を持っており、生きているものでなければOsteonとは言わない。 つまりPathosの「病気・療法」という言葉と合わせ、「生命体の構造に対する療法」ということができる。 したがってオステオパシーは、筋膜・骨・関節・頭蓋・臓器・リンパ・血管など、あらゆる器官に対する技術を持ち合わせ、さらには患者を身体・心・精神の3つから成る統一体として捉え、診察し、手技により治療を行う療法のことである。
【日本オステオパシープロフェッショナル協会】より抜粋
https://www.osteopathy.co.jp/
分かりやすくオステオパシーを説明してありますね。
オステオパシーの哲学では身体のあらゆる器官に対して施術を行います。
この方法が!このやり方こそが!オステオパシーだ!という具体的なものはないのです。
それは創始者のSTスティル先生があえて具体的な方法論は残さなかったという説があります。
後進の後輩達による更なる飛躍の妨げになると思ったからかもしれません。
オステオパシーを実践するということは、人の身体を施術する時には以下の4つの原理原則に従いましょうということです。
1. 身体は一つの単位(ユニット)である。一人の人間とは、身体、心、及び精神の単位である。
2. 身体は自己調節、自己治療、健康維持能力を持つ。
3. 構造と機能は相互に関与し合っている。
4. 合理的な治療は身体の調和、自己調節、及び構造と機能の相互関係の基礎的原理に基づいている。
【日本オステオパシープロフェッショナル協会】より抜粋
https://www.osteopathy.co.jp/
小難しい感じがするかもしれません。
「手の感覚を研ぎ澄まして、解剖学を鮮明にイメージして、全身の繋がりを考えながら身体に触れる。すると、人の身体の自然治癒力が働き始める。」
ということです。ものすごくざっくりした説明になっています。
更に掘り下げていくと、人の身体の中に存在する生体電流やエネルギーといった領域にも踏み入りそうですけどここでは言及はしません。
身体の繊細な構造、そして生命力に対して働きかけるので施術の刺激は微細なものになることが多いのだと思います。
ですから施術を受けている患者さん側は「触れてるだけ?」ってなる訳です。
具体的にどんな感じか見てみたい!
と思っている患者さんもいらっしゃるかもしれませんが、見た目は本当に地味です。
SNSにあがっているバキバキ、グイグイ動画と比べるとインパクトに欠けますが、
そういった刺激が苦手な人にはぴったりの施術方法かと思います。
近々施術中の動画を上げれたらなと思います。
- 2023年1月24日
- 読了時間: 4分
強いマッサージやストレッチは悪なのか?
「マッサージされた後に揉み返しが酷くて大変だった」
「無理やり腰を伸ばされて痛みが残った」
こんな言葉を患者さんから良く聞きます。
「揉み返し」というのは、筋線維の破壊による炎症、内出血が生じている可能性があります。
強圧のマッサージは「100害あって一理無し」と思われますが、世の中にはあえて炎症や
内出血に近いような状態を創り出して施術を行う方法もあるので奥が深いですね。
強刺激でスッキリするのは。破壊された組織の修復過程の中で不調を起こしていた部分も
一緒に良い状態へ変化するからかもしれません。
はたまたアドレナリンによる興奮状態で痛みを一時的に忘れるか・・・。
それもまた身体が疲弊していくこともあるので良いのか分かりませんね。
僕は患者さんの身体への負担を考えると強すぎる刺激の施術は控えています。
特にご高齢の方に対しては皮膚へのストレスを考慮すると怖いので出来ませんね
ここで気を付けたいのが「マッサージ」や「ストレッチ」がそのものが悪いのではなくて
その手技を用いる人間によって効果は左右されてしまうという点です。
解剖学や生理学の医学的知識を持たずに、身体の状態を無視して力を加えるのも良くありません。
自分が加えた施術で身体がどのような反応を見せているのかも判断する必要もあります。
このへんを無視した施術は「破壊」につながることもあるのでとても注意が必要ですし、
どのような方法で施術をしても悪い反応が起きやすいです。
強い施術や弱い施術のどちらでも体にとって何らかの反応が生じるためどっちが優れて
いるとは一概に判断はできません。
唯一無二の万人が治る施術の方法はない・・・ようです。
私の施術はどんな感じなのか?
じっくりと身体に働きかけていく方法を選んでいます。
なるべく安心して施術を受けて頂きたいという想いもありますし、最終的には患者さんが
自分自身で身体と向き合ってケア出来ることが大切になってきますので
「全身の繋がりや自分の身体の内側で起きていることに意識を向ける」という患者さん自
身が身体の反応を感じ取ってもらえるように心がけています。
たとえば、足首を触っているのに股関節まで伸ばされる感覚が生じる。
頭蓋骨を触っていると冷え切った両手が温かくなってくる。
こんなことが施術中に起きるから不思議です。
全身の繋がりとその変化を感じていただき身体に対する考え方が変わっていただけること
が目的です。
身体の繋がりを自分自身の知覚を通じて経験してもらうと何が良いのか?
①あなたに本当に必要なセルフケアが分かる。
②頭ではなく身体で自分の身体の癖を理解することができる。
③どのようなことに気を付けるべきなのかを理解して、実践しやすくなる。
施術が終わって気持ちよかった、楽になったというのも良いです。
さらにその先にある、自分自身で健康管理ができるようになるというところまでが大切な
のですから。
先ずは自身の身体のことを理解していただくことが最初の一歩です。
あなたの身体を変えるきっかけつくるのが僕に出来る事です。
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【院長】長友修平
#オステオパシー#運動療法#完全予約制#骨盤調整 #全身調整
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- 2023年1月15日
- 読了時間: 5分
日本の医療機関では基本的にアロパシーというものが行われています。
アロパシーは対症療法と呼ばれており、薬物療法を中心とした治療が行われます。
薬物療法は私達の身近にあり、今ではドラッグストアで簡単に痛み止めや胃腸薬を購入することが可能です。
薬物療法の効果は高く、数値化した指標を用いてエビデンスが示されたりします。
ただし、症状を緩解したり、消失することは可能ですが根本的な原因を解決することは難しいという点もあります。
例えば、痛み止めで有名なものとして「ロキソニン」があります。
人間の身体に何らかのストレスが生じるとプロスタグランジンという物質が働くことで
炎症症状(痛み・熱感・発赤・腫脹・機能障害)を引き起こします。
ロキソニンはこのプロスタグランジンという物質を抑制し、疼痛や熱感という炎症症状を押さえる効能があります。
これによって痛みを感じることなく、不調が治ったという感覚を得られます。
しかし、一時的に炎症が抑えられただけであり炎症を起こした「根本的な原因」が
消えた訳ではありません。
薬効が切れてくると再度、痛みを感じるのです。
これは患者さん達もよく経験しているようです。
なので、痛み止めが手放せない。
そして段々と効かなくなる。
だから、さらに強力な薬を出す。
サインバルタ
リリカ
その分、副作用も強くなります。
負のスパイラルですね。
使用しない方が良いという訳ではありませんが、長期的に使用するとあまり良くない…。
副作用がしんどいけど、痛みが再発するのが怖くて辞められないという方を見てきたのでそう思うのです。
ここまで聞くと「薬物療法」が悪者というイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。
薬物療法によって命が救われたり、快適な生活を送ることが出来るようになっている患者さんは沢山いらっしゃいます。
ただし、長期的な使用による薬物療法の副作用に悩まれている患者さんがいるのも事実なのです。
薬に頼らず(服薬量を減らして)生活を送りたいという方もいらっしゃるので僕らセラピストは対応していく必要があります。
気を付けなくてはいけない点として、薬を辞めたことで症状が急激に悪化してしまう(離脱症状)患者さんもいるので、セラピストは安易に患者さんに薬物不要論を説いてもいけないのです。特に精神科に通院されている方の内服調整に関しては、安易に口出しすることは決していけません。
重篤な症状や疾患であるほど服薬処方を出している主治医へ指示を仰ぐべきだとは思います。
オステオパシー創始者であるスティルは薬不要論を掲げており、それはそれで正論なのですが患者さんの状態に合わせていく必要はあるのかなと。
良くも悪くも薬物療法は身体に強い影響を与えるということです。
では私には何が出来るのか?
患者さんがもつ自然治癒力を最大限高めて、生活を見直してもらうこと。
そしてそれらが、心理的・精神的な支えとなり患者さんの自立につながる。
というのが理想です。
心と身体が繋がっているならば、身体が変われば心も変わることができると私は信じています。
私が大切にしているオステオパシーの原理原則の中には「機能と構造は相互に影響する」と。いうものがあります。
これは物質的な身体の変化がメンタル面にも通じるものがある。
という風に僕は勝手に解釈しています。
患者さんは不調の原因はとても根深いものが増えてきています。
ちょっとやそっとの施術で解消する症状は減ってきていと実感しています。
それは食生活、社会生活などが以前よりも身体にとってはストレスフルなものになってきていることも原因の一つではないでしょうか。
まとめますと。
ここまで聞いたらオステオパシー最高で、薬物療法より凄い!というイメージになっちゃいますけど、僕はどちらも必要だとは思います。
ですが長い目で見た時に、自分の身体と向き合うことができるという点ではオステオパシーが良いのかなとは思います。
人間、のど元過ぎればなんとやら。簡単に解決したものは簡単に忘れてしまうものです。
時間をかけて身体を向きあえば得られるものはより大きなものになるのだと思います。
便利で気軽に物が手に入る世の中ではあっても健康はそうはいかないかなと。
あなたの人生をより良いものにするためには「薬物療法」も「オステオパシー」の両方と仲良く付き合っていくのが良いのかも必要かもしれません。
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【院長】長友修平
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