不調に注目しすぎてもダメ
- 院長

- 5月15日
- 読了時間: 2分
来院される患者さんは複数の不調を抱えて来院される方がほとんどです
腰痛、眩暈、耳鳴り、膝痛、息苦しさ、動悸、頭痛
一番強い症状を改善して気にならなくなると、他の症状が目立つように感じます
これを悪化しているのではなく、大きな問題の陰に隠れていた他の問題が表面化してきているというように考えてよいでしょう

「身体の不調」を複数抱えている人の身体は、
写真のケーキのように階層的になっていると考えます
次から次に新しい問題が現れてくるのです
改善するための方法も、かかる時間も人それぞれ異なります
いつだって、最短で身体が良くなるように全力で施術しています
ここで利用者さんに気を付けてほしいことがあります
「まだ」ここが痛い
「ずっと」この痛みは続いている
現在感じている、身体の不調を意識しすぎるのは良くありません
良くなった部分、気にならなくなった部分があることに目を向けましょう
一番気になっている症状が変わらずとも、他の症状が消えていることに気が付かない人は
沢山います。
僕は利用者さんに「こんなに良くなっていますね!」とか
「ほら!こんなに腕が上がっている!」といったように相手に伝えるのがあまり好きではありません。
初回で伺っていた、症状の変動を確認したりはします。
そこで、初めて「そういえば・・・あの痛みは最近感じないです」といった具合に気づく方もいらっしゃいます。
SNSの影響で魔法のような改善例に影響され過ぎて、思っていたのと違うといった反応をされることも多々あります。
地味に症状が改善していくことが多いのです。
痛みなく動かせるようになった場所
肩やお腹を緊張させずに深く呼吸ができるようになったこと
身体を緊張させずに「良い姿勢」を保つことができるようになったこと
そこに気づきながら日常を過ごすことが身体の自己治療になっていきますよ
自分の中にある身体の良い部分にもっと耳を澄ましてみましょう




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