- 2023年4月18日
- 読了時間: 4分
たくさんの運動や体操方法が世の中にはあります。
ヨガ、ピラティス、ストレッチ、などなど探せば無限にでてきます。
では皆さんがやろうとしている、またはやっている運動の目的はなんなのでしょうか?
硬くなった筋肉をほぐすため?
筋肉を太くするため?
痛みをとるため?
目的によって運動の方法は異なります。
どんな運動を行うにしても、注意するべきポイントはあります。
①身体にとって無理がかからないこと
関節には無理なく動かせる方向や角度が決まっています。
そこの理解が乏しいまま運動を行うと怪我のリスクがついてきます。
痛みに悩んでいる方が運動する場合は特に注意が必要です。
炎症を引き起こしたり、半月板などの組織に負担をかけることもあります。
②全身のバランスを考えて動かせているか。
筋肉が弱化している場合、過剰に動いている関節がある可能性があります。
逆にそこをカバーするために他の筋肉が頑張って働いていることもあります。
「働く筋肉」と「働かない筋肉」の比率が大きくなると痛みや悪い姿勢を引き起こします。
その単純に動かなくなった筋肉を重点的に動かすことで痛みは改善するでしょうか?
筋肉は力を入れた後に緩んでリラックスする特性があります。
単一の筋肉だけの問題として考えれば良いかもしれません。
しかし、人の身体は沢山の筋肉が連携しながら関節を動かして生活に必要な動きを生み出します。
硬くなった筋肉が緩んだものの、他の筋肉との連携は上手くとれていなければ症状は再発しています。
そこのバランスという点は自分自身では把握しにくいと思います。
いわゆる「身体の癖」に近い部分です。
同じ運動でも「力を入れやすい筋肉」を中心に用いて運動をするよりはまんべんなく全身の筋肉や関節を動かし、連動させていくことが最終的に効率的な動きをこなせる燃費の良い身体を作り上げることが可能だと私は考えています。
車で例えるならば、前輪だけ大きくしても車体は傾いてしまいドライバーは運転しているだけで疲れちゃいます。
すべてのパーツが協調して動くことでドライバーが快適に運転できる車が理想ですよね。
あと個人的には③「継続して可能なこと」も大切かと思います。
難しすぎたり、特別な機器が必要なものだと続かない可能性かなり!高いです。
ルーティーンとしても、気付いた時にも、サクッと出来るものが良いと思います。
このへんに気を付けながら当院では運動を指導しています。
なるべく運動で得た身体の変化が、実生活へすぐに直結しやすい構成にしています。
しかし、身体の状態によってはそれが難しい場合も多くあります。
あまりにも関節や筋肉が硬すぎたり、神経や血管などへのストレスが生じている場合はまず施術を行っています。
運動の最中に自分の身体がどのように動いているのか?をしっかりと観察していただくことも重要視しています。
身体の状態が悪いとそういった自分の身体の感覚が鈍っており、運動の効率が落ちてしまします。
急がば回れではありませんが、じっくりと身体と向き合っていくことで気付くことは沢山あります。
僕自身、急かされたり急いでバタバタすることが苦手なので施術や運動指導もゆったりとした流れになっているのかもしれません。
消費が早く、コスパを求める時代とは逆行しているかもしれませんがこのやりかたが一番身体にとって負担が少なく健康へ近付けるのではないかと考えています。
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【院長】長友修平
#オステオパシー#運動療法#完全予約制#呼吸 #全身調整
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- 2023年4月16日
- 読了時間: 2分
「なんのために整体を始めたのですか?」
「病院を辞めるなんてもったいない」
たまにこういった声をいただきます。
【病院で働く=安定】というイメージは強いみたいです。
僕自身、そう思う部分もあれば、そうじゃない部分もあります。
しかし、僕が整体院で提供しているオステオパシーを医療機関で提供するのは難しいことでした。
施術の時間的にもそうですが、医師の診断、指示のもとで科学的根拠に戻づいた理学療法を提供するという役割を担う身としては難しいのです。
医療保険が適用されるサービスにおいてはとても大切な考え方ですし、僕は病院で働くメディカルスタッフのことを否定するつもりはありません。
頭蓋仙骨療法や内臓マニュピレーションなどの施術は日本の医療機関で働くスタッフからすると「なにそれ?胡散臭い!」という認識が強いのが現状です。
アメリカやヨーロッパではオステオパス(オステオパシーを生業とする職)が割と認識されているので日本でももっと知名度が上がって欲しいですね。
保険下で救われる患者さんもいますが、問題が改善しにくい患者さんもいるのです。
それは理学療法に限らず、薬や手術なども同様です。
症状の改善を諦めてしまう患者さんの力になることはできないだろうかと長年考えてきた
結果、思い切って病院を飛び出しました。
「オステオパシー」というサービスを提供することで一人でも多くの方が健康になってくれることを願っています。
そして、もう一つ病院外に出た大きな理由の中には子供の健康に携わりたいと思ったからです。
オステオパシーの特徴に「優しい施術で身体に良い変化を起こす」というメリットがあります。
この点は子供の施術にピッタリだからこそ、今でもずっと学び続けることが出来ているのだと思います。
子供が笑顔になれる世の中は素敵だと思います。
お母さん、お父さん、家族、皆が笑顔でいることも大切です。
そこに少しでも力添えできればなと思います。
未来に繋がる仕事が出来ればそれが僕にとって幸せでもあります。
そんなに大層で立派なことは言えませんが、みんなの未来のために歩み続ける整体院
であり続けたいですね。
- 2023年3月25日
- 読了時間: 3分
腰痛、肩こり、首の痛みを解消するためのエクササイズ・ケア動画をSNSで見ない日はありません。
さらに花粉症、アレルギー、頭痛などといった症状まで解決する方法が紹介されています。
便利過ぎる時代になりましたし、逆に沢山ありすぎてどれをやったらいいのか分からない状況になってしまうなんてことも・・・。
YouTubeで「腰痛 ストレッチ」と検索すればいくらでも出てきます。
色々試してもあなたの症状が改善しない、もしくは再発してしまうのはなぜか?
【不調の原因と手段(ケアや運動内容)がマッチしていない】
具体的に車のメンテナンスを例にしてみましょう。
長距離を走り続けて、動かなくなった車があります。
エンジンはボロボロ、タイヤもパンクしている、アクセル・ブレーキも効かない。
整備士がエンジンを交換して、アクセルとブレーキを修理しましたが走りません。
そりゃタイヤがパンクしたままだから当たり前だろ。と思いますよね。
早くタイヤを交換した方がいいというのは、自動車がどうやって動くのかという理屈を知っていたら何となく察しがつきますよね。
人間の場合はどうでしょう?
自分の身体のことって自分自身で分からないことの方が多いかと思います。
ましてや細かい専門的な内容であればらなおさら。
こんな時に人間の身体の原理原則を知っているセラピストが必要な運動をチョイスしてくれると助かるわけです。
動画からパッケージ化された内容からHOW TO(手段)は手に入ります。
しかし、あなたの身体にとって本当にベストな方法なのかは分かりません。
人の身体は車みたいに部品を入れ替えてOK!みたいに単純でもないですしね。
僕も患者さんの動きを観察し、触診などの検査で身体を診ていくことで少しずつやるべきことを探りながらの臨床を行っています。
ここを施術して、ここの運動を行って・・・こんな身体の癖がありそうだから注意する点はここだな・・・みたいな感じの考えを頭の中でグルグルと巡らせます。
ですが、これってセラピストのエゴなのかもしれません。
ここがこうだからこうだろ!・・・と強い意図やエゴをもったまま施術をしたり、運動指導をするのはあまり良くないのです。
身体の意志を無視して押さえつけてしまうことにも繋がってしまうので・・・。
どんなに考えてもそれを患者さんに上手く伝わらなければすべてが水の泡になってしまいます。
患者さんありきの施術やセッションなわけですから本当に気を付けなければいけません。
患者さん自身に身体に対する意識を変えて欲しいという想いがあるのでつい熱くなりがちです。
一方的な施術で終わらないように・・・気を付けています。
さて、まとめますと。
これって動かした方がいい?
こんな感じで力を入れたほうがいい?
このフォームであっている?
よくわからない・・・そして、いつの間にか辞めちゃう。
せっかく身体を変えようと努力をしているのに辞めてしまうのは
とっても惜しいですよね!
HOW TO(やり方)だけを手に入れて終わりでは無く、
その手段を用いてどのようなゴール(身体の状態)を目指すべきかを明確にすることが先かもしれません。
人間の本来の動きを追及していく。
生物学的にどのような状態が好ましいのか。
どのように力を入れながら動くべきかを解剖学や身体機能学をベースに追及する。
やっていることはシンプルでありながらも、必要なものをしっかり習得する。
漠然とやるのではなく、身体を動かして身体で感じる。
理論的な理解が必要な時は極力、かみ砕いて説明する。
こんな運動療法を追及していきます。
身体の動きを追及することが、徒手での施術にも繋がります。
目的とするものを同じですからね。

